2007年2月9日金曜日

日本料理(にほんりょうり・にっぽんりょうり)

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日本料理(にほんりょうり・にっぽんりょうり)とは日本周辺の材料を使い、日本の国土で独自に発達した料理を指す。日本食、和食とも言われる。海外では寿司、蕎麦、天麩羅がよく知られる。


==定義==

日本料理と「日本人が食べてきた食事」とは必ずしも一致しない。時代や社会階層や地域によって差があり、[[調理法]]も、古くから[[東アジア]]諸国、[[西洋]]などから伝来してきたものが多い。現在、[[日本人]]が食べている食事の中で、他国の料理としての度合いが強いものを除いた残りを「日本料理」と言うことが多い。

非常に狭い定義では、日本に独特の料理群を指すこともある。この場合、日本人が長い間食べてきた食事であっても、それが日本独特なものでなければ日本料理とは呼ばれないことになる。例えば[[牛丼]]や[[肉じゃが]]は、味付けに[[醤油]]や[[出汁]]、[[みりん]]など日本特有の調味料を用いるから、日本料理であるとも考えられる。また、[[蕎麦]]屋、[[割烹]]などの日本料理店で出される料理でもある。しかし[[牛肉]]を食べる習慣は、「薬食い」と言われて江戸時代からあったものの、主に[[明治維新]]以来であり、既に130年以上の歴史があるものの「伝統」と呼べるかどうかは人により判断が分かれる。しかし、外国から見た場合、[[すき焼き|スキヤキ]]や[[牛丼]]などの[[肉料理]]もまた日本独特であるから日本料理の範疇に入る。このように、食材にこだわらず、味付け・調理法が日本で発達したものをも日本料理と呼ぶのが一般的であろう。

[[ステーキ]]・[[ハンバーグ]]のソースや[[サラダ]]のドレッシングに[[大根おろし]]と醤油を使う場合もあれば、[[スパゲッティ]]のソースとして[[明太子]]、[[たらこ]]、[[納豆]]、[[シソ|しそ]]、[[梅干し]]などを使う場合もある。このような食事は、日本料理とはいわず「和風ステーキ」などと呼ばれるのが普通であり、この定義から言えば「恒常的に日本で食べられているもの」+「外国産の調理法」で「和風」という文字を冠するようだ。

他にも、以下のように判断がつき難いケースもある。
*明らかに折衷であるために判断が難しいもの(サラダ[[うどん]])
*もとは海外起源であったと考えられているものの日本国内で変転があったためにもはや日本の独特の料理になっているもの([[焼きそば]]、[[しゃぶしゃぶ]]、ラーメン)
*海外起源の食材や料理法を応用した日本独自の料理([[オムライス]]、[[豚カツ]]、日本風[[チキンライス]]、ライスバーガー)
*もとは日本起源の料理が海外でアレンジされ逆輸入されたもの([[カリフォルニアロール]])
*素材や料理法からはどちらとも判断がつけがたい上に、和食、洋食の両方の扱いを受けているようにも見えるもの([[豚肉]]の生姜焼きとポークジンジャー)

周辺諸国の[[大韓民国|韓国]]や[[中国]]の伝統的な食事と、日本料理とは比較的区別がしやすいように思える。と同時に、[[韓国料理]]には、[[日韓併合]]時代に伝播した[[寿司|太巻き寿司]](キムバプ)があり、[[味噌汁]]や[[沢庵漬け|タクアン]]があり、[[白米]]の[[ご飯]]を主体にしている点など、共通点・類似点も見られる。

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