2007年2月9日金曜日

料理/郷土料理/地域による分類

==地域による分類==
例えば、[[柚餅子]]は日本各地で郷土料理として点在している。文化交流の広がり方を知る手がかりにもなっている。

また、[[いなごの佃煮]]や[[スズメバチ]]の幼虫食などの[[昆虫食]]は、[[山形県]]、[[群馬県]]、[[長野県]]、[[大分県]]から[[熊本県]]を経て[[宮崎県]]・[[鹿児島県]]にかけての[[九州山地]]脊梁部などの山岳地方の郷土料理となっていることが多い。これは、海沿いと異なり魚からのタンパク質摂取が難しいことから、昆虫を食用とした古い文化が残存したという考え方がある。昆虫は栄養価は高いものの、個々の個体が小さく、採集労力当たり得られる栄養価が相対的に低くなってしまうため、そこまで大量採集の労力をかけることが見合う地域性、また少ない労力で大量に採集できる食材昆虫の種類の選択が関係していると考えられる。そのため、多くは前述のような山岳地帯で、一度の採集で大量の幼虫が確保できるスズメバチ類、水田で労せずして大量に採集できる[[イナゴ]]、かつては魚のあらなどを[[溜池]]に漬けておくだけで大量に集めることができた[[ゲンゴロウ]]、[[絹]]糸生産の副産物として大量に得られる[[カイコ]]の[[蛹]]や成虫などが食材として選択されている。

この他、[[ウツボ]]料理、[[カツオ]]料理、[[サンマ]]料理など、県を越えて海岸地域に浸透した郷土料理も数多い。これらは、[[海上交通]]網を通じた[[漁村]]間のネットワークによって食文化の伝播、浸透が生じたと考えられる。[[和歌山県]]の[[那智勝浦]]と、[[千葉県]]の[[勝浦]]において、地名のみならず食文化においても多くの共通性がみられるのはその一例である。

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